鹿鼎記 ロイヤル・トランプ(中国ドラマ)フル動画の無料視聴方法をチェック【1話〜最終回】

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また、第1話から最終話まで全50話のあらすじ以外にも、各キャストが出演する他の作品もピックアップしていますので、お気に入り作品を見つける際にも役立てて下さい。

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『鹿鼎記 ロイヤル・トランプ』無料動画配信情報

動画配信サービス

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『鹿鼎記 ロイヤル・トランプ』キャストの他作品が観れる動画配信サービス

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ハン・ドンの出演作品一覧

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ウェイ・チエンシャンの出演作品一覧

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歓楽無双 恋する事件帖

 

鹿鼎記 ロイヤル・トランプの詳細情報

キャスト

ハン・ドン/ジャン・マン/ウェイ・チエンシャン/ジャン・シンユー/ジア・チン/ロウ・イーシャオ/ウー・チエン/ワン・ヤーフイ/ジャオ・ユエンユエン/ホー・ジョンホァ/ワン・リン/ジー・チュンホァ

 

あらすじ

ストーリー

皇帝の親友でありながら反朝廷の秘密組織「天地会」の幹部に上りつめ、無類の女好きで7人の妻を娶る、武芸の腕はからっきし、口だけは達者な女好き韋小宝(い・しょうほう)。武侠小説のヒーローらしからぬお調子者が繰り広げる騒動記『天龍八部〈新版〉』のキャスト&スタッフが再びチームを組んで放つ、金庸原作最新ドラマ!

第1話:

皇宮目がけて滑空する怪鳥のような影。それは、“反清復明“を唱える秘密結社・天地会の一団だった。康熙帝暗殺を企てた天地会の首領・陳近南(ちん・きんなん)が、手練れを引き連れて現れたのだ。しかし、その企みも朝廷の重臣にして凄腕の武芸者・オーバイに阻まれてしまう。多くの仲間が犠牲になったものの、陳近南はどうにか皇宮からの逃走に成功するのだった。オーバイは、すぐさま黒鷹隊を率いて刺客の残党狩りを開始。その手は、韋小宝(い・しょうほう)の住む楊州にも伸びる。お尋ね者を捕まえた者には2千両――報奨金にひかれ、「絶対見つけてやる」と息を巻く小宝。同じ頃、官兵に追われ傷ついた侠客が、小宝の生家である妓楼・麗春院に助けを求め・・・。

第2話:

縛られ、目隠しをされ、おまけに口に布きれまで押し込まれた韋小宝(い・しょうほう)と茅十八(ぼう・じゅうはち)が連れてこられたのは尚膳監。老太監・海大富(かい・だいふ)の“城“である。茅十八は雲南平西王・呉三桂(ご・さんけい)の手下か、あるいは天地会の手の者か――素性を探ろうとカマをかける海大富。小宝に目顔で促された茅十八は、オーバイと勝負するつもりであったと正直に告げる。それを聞いた海老公は、「その侠気に免じて見逃そう」と返すのだった。茅十八を急かすようにして、そそくさと尚膳監から逃げ去ろうとする小宝だったが、海大富の「待て」という声に足を止めた。海老公は「ここを去るのなら何か置いていけ」と凄み・・・。

第3話:

海大富(かい・だいふ)から、“四十二章経“を盗んでくるように命じられた小桂子(しょうけいし)こと韋小宝(い・しょうほう)は、これを機会に武芸を授けてもらおうと思い立つ。小玄子(しょうげんし)を意地悪な太監に仕立て上げ、尋ねられてもいないのに手合わせの様子を事細かに話し始めた小宝。その企みはまんまと図に当たり、小宝は点穴の方法を教えてもらうことに。明くる日、再び小玄子と手合わせをした小宝だったが、所詮付け焼刃の武芸では歯が立たない。こうして、負けて帰っては海老公に技を教わる日々が始まった。――だが、素養も根気も無い小宝の武芸の腕前はなかなか上がらない。その一方で、小玄子と小桂子はどんどん仲良くなっていくのだが・・・。

第4話:

スクサハの処遇を巡って意見を戦わせる康熙(こうき)帝とオーバイ。その様子を盗み聞きしていた韋小宝(い・しょうほう)は、オーバイの傍若無人さにたまりかねて飛び出してしまう。不満げではあったが、オーバイは引き下がり、事なきを得た。しかし、驚いたのは、遊び相手の小玄子(しょうげんし)が皇帝陛下であったという事実である。かしこまる小宝――小桂子(しょうけいし)に、この若き皇帝は意外な言葉をかける。「もう本気で相手をしてもらえんな」。彼にとっては小桂子が、唯一心の許せる友だった。2人はこれからも“小玄子“と“小桂子“のままだと誓い合うのだった。しかし、小桂子が小玄子の正体を知ってしまったことを悟った海大富(かい・だいふ)は・・・。

第5話:

皇太后の言い付けを破って怒りを買った建寧(けんねい)公主。じゃじゃ馬の彼女が、罰として武芸を禁じられた上に、寧寿宮に籠って刺繍を習うように命じられたのだから堪らない。早速、小桂子(しょうけいし)――韋小宝(い・しょうほう)を呼びつけると、自分の代わりに背枕に刺繍するよう言い渡すのだった。そんななか、オーバイは憎きスクサハを排除するため、自らの権力を利用して彼を告発する上奏書を作らせていた。それらの罪はいずれも事実無根だったが、山と積まれた上奏書を皇帝も無視することはできまいと考えたのだ。集まった上奏書を前に満足げな笑みを浮かべたオーバイは、夜更けであるにもかかわらず、それを上書房に届けよと命じ・・・。

第6話:

奸臣・オーバイを始末するため、密かに武芸の達人が集められた。決行は、紫雲山で行われる狩りの日。オーバイ旗下の黒鷹隊を100名の精鋭で足止めし、その親玉を仕留めようというのだ。そんななか、気になる太監の素性を探らせていた皇太后は、それが海大富(かい・だいふ)に仕える小桂子(しょうけいし)だということを知る。それから程なくして、深夜の尚膳監に、忍び寄る人影が。いち早く気配に気づいた海老公は、その人物――宮女に化けた使い手――を迎え撃つのだった。しかし、海老公は目が見えず、離れた場所から暗器を飛ばされてはかなわない。物音で目を覚ました小桂子こと韋小宝(い・しょうほう)は、暗器の飛んでくる方向を教えて加勢し・・・。

第7話:

海大富(かい・だいふ)に押しやられ、韋小宝(い・しょうほう)は陵墓の中へと足を踏み入れた。小桂子(しょうけいし)――小宝に、端敬(たんけい)皇后の柩を捜して、その骨を持ってこいと命じる海老公。小宝が恐る恐る蓋を開けてみると、突然、柩が意志を持ったかのように動き出し、2人の方へ飛びかかってくる。更に、もう一方の孝康(こうこう)皇后の柩からは白装束に気味の悪い仮面をつけた人物が躍り出た。肝を潰した小宝を尻目に、襲い来る謎の人物への反撃を試みる海老公だったが、目が見えないせいもあって分が悪い。怪人の掌打を喰らった老公が咳きこむ間に、今度は小宝が標的に。万事休すかと思われたその時、陵墓の中にもう1つの人影が・・・。

第8話:

上書房に姿を現したオーバイに対し、康熙(こうき)帝は技を習いたがっている8人の太監に稽古をつけてやってほしいと告げる。そして、騒ぎを聞いて侍衛が驚かぬようにと小桂子(しょうけいし)――韋小宝(い・しょうほう)に命じて、戸を締めさせた。純陽無極神功なる絶技を極め、急所を移動させることができるオーバイに挑みかかった太監たちは、まだ幼い子供ばかり。だが彼らもまた、この摩訶不思議な奥義を破るための秘技を叩きこまれた“絶命童子“である。連携して相手を攻め立て、隙を見て四肢に取り付く8人。師匠に教え込まれた通り同時に急所を突いた絶命童子だったが、オーバイはひるむ様子さえ見せず彼らを弾き飛ばし・・・。

第9話:

私腹を肥やしていたオーバイの財産を検分するため、韋小宝(い・しょうほう)――小桂子(しょうけいし)とソエトは彼の屋敷へ。ソエトに促されるまま、珍しい宝物や隠し財産をちょろまかした小宝は一躍大金持ちに。更に屋敷で見つけた“四十二章経“を皇太后に献上し、大いに株を上げた。しかし、“四十二章経“が皇太后の手に渡ったと知った海大富(かい・だいふ)は、何やら謎めいたことを口にし、浮かれていた小宝を不安にさせるのだった。「息を吸って、左の脇腹を押してみろ」。海老公の言葉に従った小宝は、思わぬ激痛に声を上げる。老公は小桂子が偽物にすり替わっていることに気づきながらも、素知らぬ顔で密かに毒を盛っていたのだ・・・。

第10話:

海大富(かい・だいふ)の死は、肺病が進んだゆえの急死として片付けられようとしていた。しかし康熙(こうき)帝は、それに疑問を抱く。海老公が、深夜に慈寧宮へ行った理由は何か。そこに争いの跡が残されていたのはなぜか。そして、どうして老公は先帝の存命中の出来事を嗅ぎまわっていたのか――すべてを知る韋小宝(い・しょうほう)ではあったが、それらの問いに答えられようはずもなかった。一方、捕らえられたオーバイは、人知れず康(こう)親王府の氷室に閉じ込められていた。大声で康熙帝への悪口雑言をわめき散らすオーバイ。彼の養子である鉄虎(てつ・こ)率いる黒鷹隊は、オーバイ奪還のための作戦を実行に移し・・・。

第11話:

オーバイが猛り狂っているという知らせを聞いた韋小宝(い・しょうほう)は、気がかりな様子の康(こう)親王やトルンをその場に押し留め、1人で氷室へと向かった。オーバイは、食事に毒が盛られていたのは皇帝の密命によるものだと考え、しきりに悪口雑言を浴びせてくる。一方の小宝は、オーバイが鎖に縛られているのをいいことに、からかい挑発するように軽口を叩くのだった。しばし言葉が止み、苦しそうな素振りを見せるオーバイ。「今のうちにとどめを」と小宝が匕首を取り出したその時、黒い覆面で顔を隠した3人の剣客たちが氷室へとなだれ込んできた。オーバイを助けに来た黒鷹隊の面々かと、たじろぐ小宝だったが・・・。

第12話:

「ご恩は来世でお返しします」と言い捨てて、天地会のアジトからおいとましようと企てた韋小宝(い・しょうほう)だったが、銭老本(せん・ろうほん)に肩を掴まれ、くるり――あえなく陳近南(ちん・きんなん)の前へ逆戻りする羽目に。そして、師匠に迫られ、青木堂の面々に推され、小宝はとうとう天地会に入会し、青木堂の新しい香主の座に就くことになってしまったのだった。陳近南は、宮中に潜入し情報収取をせよと小宝に命じる。しかし、そもそも陳総舵主の新香主決定に納得できない風際中(ふう・さいちゅう)・逸飛(いつひ)父子は、不満げな様子を隠そうとしなかった。面倒なことになってきたと感じていた小宝も、香主就任を辞退しようとするが・・・。

第13話:

銭老本(せん・ろうほん)が運んできたのはミカンだけではなかった。行李の蓋を開けてみると、猿ぐつわを噛まされた沐剣屏(もく・けんぺい)が、たくさんのミカンに埋もれて身を縮めている。天地会は徐天川(じょ・てんせん)奪還のため、人質に取った彼女を沐王府との交渉の材料にしようという魂胆なのだ。「俺の部屋に隠す気か?」と尋ねる韋小宝(い・しょうほう)。抵抗したものの結局は押し切られ、剣屏の身柄を預かることになってしまうのだった。そんななか、呉応熊(ご・おうゆう)との縁談が持ち上がった建寧(けんねい)公主は、盛大にご機嫌を損ねていた。そして、望まぬ縁談などは、いっそのこと自分の手で握りつぶしてやろうと・・・。

第14話:

神照(しんしょう)上人の隠した“四十二章経“をくすねて、にんまりする韋小宝(い・しょうほう)。続いて彼の前にやってきたのは、宮女らしい娘を抱えていずこかへと急ぐ巴朗星(は・ろうせい)だった。娘の顔を一目見たいと近寄る小宝だったが、朗星は騒ぎが大きくなっては厄介だと拒む。やがて、堪えきれずに手を出した朗星に小宝が逆襲、彼を追い散らしたのだった。念願かなって顔を拝んでみると、宮女姿の娘はまさかの建寧(けんねい)公主。どうやら点穴をされているらしく、口をきくことも身動きすることもできないようだ。そこへ現れた双児(そうじ)は公主の点穴を解くと、毒に侵された恐れのある彼女への治療法をてきぱきと小宝に指示し・・・。

第15話:

「小桂子(しょうけいし)は口がうまい。罠にはまるな。必ず殺せ」――そう言って瑞棟(ずい・とう)を送り出した皇太后。その後で、彼が“四十二章経“を持ったままであることに思い至り、一抹の不安を抱くのだった。その足で尚膳監に向かった瑞棟は、宮中にやすやすと刺客が侵入した事情を問い質すよう、皇太后に命じられて来たのだと告げた。だが彼は反対に、小桂子こと韋小宝(い・しょうほう)のホラ話に丸め込まれ、疑心暗鬼に。問答無用と襲いかかる瑞棟。寝台に隠れてそんなやりとりをうかがっていた方怡(ほう・い)と沐剣屏(もく・けんぺい)は、小宝を助けてやりたいと思うのだが、傷を負っていて思うように体が動かせず・・・。

第16話:

康熙(こうき)帝に促された通り、小桂子(しょうけいし)――韋小宝(い・しょうほう)は靖安行館に呉応熊(ご・おうゆう)を訪ねると、刺客の持ち物だと言って平西王府の名の入った刀や下着を見せた。顔色を失い、「仇敵による奸計に違いない」「陛下に弁明を」と訴える応熊。小宝は、刺客が雲南沐王府に伝わる沐家拳の使い手だったと陛下に伝えることを匂わせ、10万両もの金をせしめることに成功。靖安行館でのこうしたやりとりを、小宝はおべんちゃらと適当な嘘を混ぜて陛下に報告するのだった。そんななか青木堂から小宝への呼び出しが。急いで回春堂に駆けつけてみると、沐王府から小宝を宴席に招きたいという招待状が届いており・・・。

第17話:

獄に繋がれた3人の刺客は、カマをかける韋小宝(い・しょうほう)の言葉に動揺を隠せなかった。中でも一番歳の若い男は、小宝が方怡(ほう・い)を女房と呼ぶ度に顔色を変えて身をよじり、怒気を放っている。彼こそが方怡と言い交した相手・劉一舟(りゅう・いっしゅう)だった。やがて尚膳監に戻った小宝は、方怡と沐剣屏(もく・けんぺい)に3人の無事を告げる。師兄を救い出せるかと尋ねる方怡。失敗すれば、自分ばかりか一族郎党が打ち首だ。一旦は断った小宝だったが、一舟が死ねば彼女も生きているつもりがないと知ると、1つの質問を投げかける。救出が成功したら、代わりに何をしてくれるのか。方怡の答えは・・・。

第18話:

清朝を滅ぼした後、誰が皇帝の座に就くのが相応しいのか。天地会と沐王府は信念を異にしていた。対立を避けたい陳近南(ちん・きんなん)は、平西王・呉三桂(ご・さんけい)を討った者の意見に従ってはどうかと提案、沐剣声(もく・けんせい)もこれを承知し、緊迫の会談は幕を閉じたのだった。天地会の隠れ家を出た剣声は、平西王の嫡男である呉王熊(ご・おうゆう)の首を父の霊前に捧げようと思い立つ。跡継ぎの命を奪うことは雲南平西王府に大きな打撃を与えることができるし、何より呉三桂は父の仇なのだ。一方の天地会も、ある思惑から韋小宝(い・しょうほう)には計画を伏せたまま、呉王熊誘拐を目論んでおり・・・。

第19話:

小桂子(しょうけいし)の話を聞いてもなお、楊溢之(よう・いつし)は呉応熊(ご・おうゆう)誘拐の黒幕は皇帝だと考えていた。事件をでっちあげて自ら解決し、平西王府をひれ伏させようという筋書きなのではないか。そうであれば、必ずや若君は皇宮の何処かに捕らわれているはず――。そう読んだ溢之は、単身、皇宮での捜索を試みるのだった。だが牢獄へと忍び込んだところで、彼は侍衛に見つかってしまう。覆面をしていた溢之はとっさに沐家拳を使い、自分が沐王府の者だと見せかけようとするが、一流の武芸者であるトルンを相手に小手先の技が通用するはずもない。捕らえられた彼は、悪びれもせず皇帝に対して応熊の命乞いをするが・・・。

第20話:

得意のだまし討ちで柳燕(りゅう・えん)は始末したものの、小桂子(しょうけいし)――韋小宝(い・しょうほう)に皇太后の魔手が伸びるのは時間の問題だった。太監姿の方怡(ほう・い)と沐剣屏(もく・けんぺい)を連れて、皇宮からの逃走を計る小宝。ずらかる前に妖怪ババアを驚かせてやれと思いついた彼は、とんでもない“置き土産“を手に皇太后のいる慈寧宮へ。そこで小宝は3部の“四十二章経“を発見、行きがけの駄賃とばかりに、経典を頂戴するのだった。すると物音が。皇太后が戻ったのかと身を隠してみれば、陶紅英(とう・こうえい)が忍び込んできて、何やら探しているではないか。そこへ皇太后までもが舞い戻ってきて・・・。

第21話:

“韋小宝(い・しょうほう)を五台山に遣わす“――皇帝からの勅命が下った。御前侍衛副総監という地位を得たことはさておき、これで大手を振って皇宮を出ることができるとほくそ笑む小宝。沐剣屏(もく・けんぺい)と方怡(ほう・い)を連れて皇宮を後にした彼が向かったのは、天地会のアジトだった。そこで小宝は、徐天川(じょ・てんせん)に頼んで2人を石家荘まで送ってもらうことに。ふざけてばかりでどうしようもない奴だと思っていた彼女たちも、いざ小宝と離れてみると、なんだか寂しいような気もしてくる。沐剣屏と方怡は、しみじみと小宝のことを語り合うのだった。しかし、2人の会話を偶然耳にした劉一舟(りゅう・いっしゅう)は顔色を変え・・・。

第22話:

韋小宝(い・しょうほう)一行は、噂の幽霊屋敷で雨宿りすることに。しばらくすると、やはり雨宿りのために立ち寄ったらしい侠客たちが現れた。彼らは桂(けい)という名の太監を捜しているらしい。それが小宝――小桂子(しょうけいし)だと悟り、あてつけに悪口を言い始める劉一舟(りゅう・いっしゅう)。呉立身(ご・りっしん)は掴みかかってそれを遮ろうとするが、2人の身のこなしから雲南沐王府の者だと見破られてしまう。すると侠客たちが顔色を変え、襲いかかって来るではないか。彼らの正体は、神龍教の信徒。同じ神龍教徒の皇太后に命じられ、小桂子の行方を追っていたのだ。すっかり怖じ気づいた一舟は、目当ての太監の居場所を知っていると叫び・・・。

第23話:

清涼寺に押し寄せたバヤンら西域の僧たちは、中をあらためさせろと詰め寄った。彼らの仲間の1人がさらわれ、清涼寺に閉じ込められているのだという。押し問答の末に、澄光(ちょうこう)方丈は相手の言い分を飲むことに。境内へとなだれ込んだ西域の僧は、澄光たちが止めるのも聞かずに、ある僧院へと突き進む。“籠もり修行“の場であるこの僧院で7年もの間修行を続けている高僧がいるのだと説明し、捜索を拒む澄光。はなから殺気立っていた両者は、ここに至って遂に争い始めるのだった。激闘の最中、数人の西域僧たちが門を破って、更に奥へと駆けていく。ひやひやしながら成り行きを見守っていた韋小宝(い・しょうほう)と双児(そうじ)は・・・。

第24話:

少林寺の達人たちの助けを借りて、韋小宝(い・しょうほう)はなんとかデブ行者から“四十二章経“を取り返すことができた。都に戻った彼は参内する前に立ち寄った客桟に、経典を隠すのだった。これでひと安心、双児(そうじ)と一緒に飯でも食おうと馬車で出かける小宝だったが、長旅の疲れか眠気が。目を覚ましてみると、馬車は止まり男たちに取り囲まれているではないか。彼らの言う“主人“のもとへ、強引に連れて行かれそうになる2人。双児と男たちが争っていると、そこへ方怡(ほう・い)が。話を聞いてみると、どうやら男たちは彼女が寄越した迎えだったらしい。「もうすぐ船が来るの」と方怡。彼女に勧められるまま、小宝と双児は船着き場で酒盛りを始めるが・・・。

第25話:

洪(こう)教主夫人・蘇筌(そ・せん)に促され、碑文の拓本を広げるデブ行者。読めると言った以上、後には引けない韋小宝(い・しょうほう)は、ままよとばかりにデタラメを並べ立てた。“四十二章経“の在り処に、教主夫妻へのおべっかも忘れない。遥か昔の唐代貞観年間に書かれた碑文――というのは小宝のウソなのだが――に、予言めいた形で神龍教の名があったことに気をよくする洪安通(こう・あんつう)と蘇筌。2人は、教団幹部の五龍使と陸高軒(りく・こうけん)を別室に集め、“四十二章経“奪取のための会議を開くのだった。話し合いの結果、皇宮での経典捜索を任された小宝は、大手を振って都に戻れると心密かに喜ぶのだが・・・。

第26話:

神龍教教主・洪安通(こう・あんつう)自身と同様の存在である五龍令――韋小宝(い・しょうほう)がそれを持っていたことで、彼と皇太后の立場は、すっかり逆転してしまった。皇太后は恐る恐る質問をしながら事の次第を探ろうとし、“四十二章経“が盗まれたことをさりげなく他人のせいにしようと必死だ。小宝はすべてを見抜いたうえで、ここは話を合わせておいてやるかと、素知らぬ顔を決め込む。そして、皇太后が神龍教に入信したいきさつを聞き出そうとしたところで、皇帝からのお召しが。康熙(こうき)帝は、小宝が皇太后に捕らえられるのではないかと心配になり、侍衛を遣わせたのだ。小宝の無事を確認した康熙帝は、聖旨を少林寺に届けよと命じ・・・。

第27話:

傷の手当てを終えた阿珂(あか)の様子を見に来た晦明(かいめい)こと韋小宝(い・しょうほう)。傷は浅かったものの、小宝への怒りが冷めやらぬ彼女は、「その変態を殺して」と阿琪(あき)に言い放つ。居合わせた澄観(ちょうかん)が攻撃を防いでくれたおかげで大事にはならなかったものの、当分は話すことさえ難しそうである。そんななか、風際中(ふう・さいちゅう)親子は、皇帝と小宝を抹殺するために鉄虎(てつ・こ)と手を組むことに。一方、沐王府の一味と王屋派の司徒鶴(しと・かく)たちも、神武将軍砲を携え、道を急いでいた。彼らの標的は、康熙(こうき)帝と死を偽り密かに出家したと噂の順治(じゅんち)帝。――五台山に危機が迫っていた・・・。

第28話:

清涼寺は千人を超える西域僧たちに包囲されつつあった。神ならぬ身の韋小宝(い・しょうほう)には知る由もないが、向かいの山の道観には雲南沐王府と王屋派の一団が神武将軍砲を運び込み、砲撃の時を待っている。行痴(ぎょうち)こと順治(じゅんち)帝の命は、まさに風前の灯だった。逃げる以外に手はないという結論に至った小宝――晦明(かいめい)は、行痴と玉林(ぎょくりん)のもとを訪ねるのだった。しかし、2人の対面した小宝は、意外なことを言い出す。「抵抗せず、すべてを受け入れることこそが、最善の策かと」。ギョウテンは、それでは師兄の身が危ないと不満げだ。だが、一同の中で玉林だけが小宝の含意に気づいており・・・。

第29話:

金閣寺を狙う神武将軍砲の砲口――それが今にも火を吹こうという時、目印となっていた松明が消えた。標的の正確な位置を見失った司徒鶴(しと・かく)沐王府の一団は、夜間の作戦決行は諦め、砲撃を明朝に延期することを決めるのだった。同じ頃、金閣寺に建寧(けんねい)公主が。父上様に会いたいと駄々をこねる彼女をなだめる韋小宝(い・しょうほう)。当然のことながら建寧が大人しく従うはずもなく、彼女の声は当の行痴(ぎょうち)にも届いていた。そして、このままでは埒が明かないと見た行痴は、娘との対面を承知するのだった。再会を喜び合ったのも束の間、建寧は早速、「私は呉王熊(ご・おうゆう)に嫁ぎたくありません」と泣きついて・・・。

第30話:

「もし留まっていれば、父上は死んでいた」。清涼寺の惨状を目の当たりにした康熙(こうき)帝は、そうつぶやいた。そして、韋小宝(い・しょうほう)にねぎらいの言葉をかけると、還俗を許すと言い渡した。やれ嬉しやと相好を崩す小宝。そこへ突如、謎の人物が。剣の切っ先を康熙帝に向けて突進してくるその刺客は、立ちはだかったトルンでさえ不覚を取ってしまうほどの凄腕だ。刺客の剣が皇帝を刺し貫こうという時、一瞬早く駆け寄った小宝は我が身を盾にした。暗殺失敗と見るや、刺客は剣を捨てて小宝の腕を掴むと、軽々と塀を越えていずこかへと逃げ去るのだった。小宝は気づく。意外や、この刺客は女――それも尼僧なのだと・・・。

第31話:

「嫌いです」――涙をこらえて告げた双児(そうじ)の言葉に、韋小宝(い・しょうほう)は動揺する。柄にもなくうろたえながら「本当は好きなんだろ?」と尋ねるが、双児は答えぬまま彼の手を振り払って走り去ってしまうのだった。小宝は茫然自失の態で、建寧(けんねい)公主が繰り出す皮肉も耳に入らない様子。気を取り直して双児を追って駆け出すが、彼女の姿を見つけ出すことはできなかった。明くる日、どうにも元気の出ない小宝ではあったが、夜になるのを待って九難(きゅうなん)と陶紅英(とう・こうえい)と共に慈寧宮へ。手分けして“四十二章経“を捜そうとした矢先、外から声が。皇太后と建寧公主がやってきたのだ。3人は物陰に身を潜め・・・。

第32話:

突然の襲撃を受けた九難(きゅうなん)。助けに入ろうとした阿珂(あか)を後ろから抱きとめた韋小宝(い・しょうほう)は、「師太なら心配ない」とニヤけ顔だ。思わぬ不覚は取ったものの、九難は6人の敵を撃退。生き延びた1人を小宝が締め上げると、この奇襲はサンチェの命令であったことが明らかに。狙いは、例の経典である。追っ手は全部で13人。まだ7人の敵を相手にしなければならないと知った小宝は、農民に化けて民家に隠れ、危機をやり過ごそうと提案するのだった。ひとまずこの場所を離れようと馬車を走らせていると、配下を引き連れたテイ・コクソウが。彼は、河間府で開かれる“殺亀大会“に同行しないかと阿珂たちを誘うのだが・・・。

第33話:

韋小宝(い・しょうほう)は、トルンたちに嘘の相談事を持ちかけて、テイ・コクソウをとっちめてやろうと目論んだ。金もないのに妓楼で豪遊し、1万両もの大金を借り逃げしたというありもしない罪をでっちあげられ、阿珂(あか)の前で引っ立てられそうになるコクソウ。そこに進み出た小宝は、彼の借金を肩代わりしてやるから俺の女房になれと、阿珂に迫るのだった。その場はしぶしぶ承知した阿珂だったが、いざコクソウが窮地を脱すると「あれは方便よ」と開き直る始末。早く彼女を本当の女房にしてしまわなければ、建寧(けんねい)公主の夫にさせられてしまう――。焦った小宝は、今度は呉立身(ご・りっしん)たちに泣きついて・・・。

第34話:

韋小宝(い・しょうほう)は阿珂(あか)と祝言を挙げることができた。それに加えて、テイ・コクソウの真意を知った九難(きゅうなん)は彼を敵視し始め、相手にするなと阿珂に命じた。目論みどおりに事が運び、こみ上げる笑いを抑えきれない小宝。しかし、彼の知らないところで、2つの恐るべき陰謀が動き始めていた。テイ・コクソウは鄭家の配下でありながら、天地会の総舵主として勇名を馳せる陳近南(ちん・きんなん)を邪魔者扱いする始末。その意を汲んだ馮錫範(ふう・しゃくはん)は陳近南抹殺を企てる。一方、韋小宝暗殺が難しくなったと見た風際中(ふう・さいちゅう)は、小宝が天地会の一員であるという事実を、皇帝の耳に入れようと考え・・・。

第35話:

建寧(けんねい)公主の抵抗にもかかわらず、彼女と呉応熊(ご・おうゆう)との縁談は着々と進んでいた。康熙(こうき)帝は、雲南への降嫁に際し、韋小宝(い・しょうほう)も同行するよう命じる。“四十二章経“に隠された龍脈の秘密について知った康熙帝は、ニセ皇太后が8部の経典すべてを手にすることを恐れていた。そこで、呉三桂(ご・さんけい)の手にある経典を取り戻すために、小宝を雲南に遣わそうというのだ。そして康熙帝は、康(こう)親王や正藍旗の旗手・ジャグンにも四十二章経を献上するよう命じていた。しかし、康親王がいくら屋敷中を捜してみても、経典が見つからない。困った彼は、皇太后か陛下の経典を盗んできてくれないかと小宝に依頼し・・・。

第36話:

賜婚使として雲南へ赴くことになった韋小宝(い・しょうほう)。九難(きゅうなん)は女官に扮装して、阿珂(あか)も建寧(けんねい)公主の護衛として同行することに。しかし――出発当日、時間になっても建寧が寧寿宮から出てくる気配はない。双児(そうじ)と阿珂を連れて迎えに参上した小宝は、なんやかやと渋る建寧に点穴して動きを封じ、無理矢理輿に乗せて皇宮を後にするのだった。同じ頃、神龍島では話し合いの末、沐剣屏(もく・けんぺい)を雲南に向かわせることが決まっていた。“四十二章経“を捜す韋小宝に、毒消しを届けるのが目的だ。雲南の都・昆明に到着した剣屏は、思いがけないことに兄・剣声ら沐王府の一行と出くわし・・・。

第37話:

盧一峯(ろ・いっぽう)への尋問から、平西王・呉三桂(ご・さんけい)の企みが見えた。彼は自らが治める雲南を含む“三藩“を中核に、神龍教や西域僧・サンチェ、蒙古の王子・ガルダンらと手を結んで挙兵し、四方から清の領土を侵略しようと目論んでいたのだ。あまりに大きな陰謀ゆえ、盧一峯自身の口から直に康熙(こうき)帝の耳に入れるのが一番だと話し合う韋小宝(い・しょうほう)たち。彼らはその時まで、盧一峯が呉三桂の手に落ちないよう、うまい身の隠し場所はないかと知恵を絞るのだった。そうこうするうち、呉家に不穏な動きが。建寧(けんねい)公主や小宝たちが居留する安阜園の近くの林に、平西王府の兵たちが潜んでいるのが見つかり・・・。

第38話:

呉三桂(ご・さんけい)を襲った刺客は、阿珂(あか)だった。暗殺は未遂に終わったが平西王の傷は深く、阿珂は捕らえられて王可児(おう・かじ)という偽名を名乗っているようだ。まるで助ける気がないらしい九難(きゅうなん)の態度に首をひねりながらも、韋小宝(い・しょうほう)は自分が救ってやらなければと立ち上がる。夏国相(か・こくしょう)を説き伏せて、刺客に直接尋問する許可を取り付けた小宝。ところが、いざ牢の中の刺客と対面してみると、なんと阿珂ではなく沐剣屏(もく・けんぺい)ではないか。「誰の指図で平西王を襲った?」――黒幕を追及するふりをして、小宝は目で合図を送る。その意図を悟った剣屏は・・・。

第39話:

「公主、手を下すがよい」。李自成(り・じせい)の声が静かに響いた。長平(ちょうへい)公主こと九難(きゅうなん)は振り返り、先にお前の仇――呉三桂(ご・さんけい)を片付けろと告げる。絶世の美女・陳円円(ちん・えんえん)、そして山海関の戦いを巡る宿怨によって、不倶戴天の敵となった李自成と呉三桂。2人は長年の恨みをぶつけ合うように、絶技を繰り出していく。呉三桂の剣から陳円円を守り、彼を追い詰めていく李自成。勝負あったかと思われた時、身を挺して呉三桂の命乞いをしたのは陳円円だった。李自成はどう動くのかと韋小宝(い・しょうほう)と九難が見守るなか、堂の外から声が。呉三桂の危機を察知した平西王府の兵たちが押し寄せてきたのだ・・・。

第40話:

神龍教討伐命令が下った。長白山への祭祀を装って都を出発した韋小宝(い・しょうほう)が、密かに集めた兵を率いて神龍島を攻略する――それが康熙(こうき)帝の考えだ。さてどうしたものかと考えあぐねていた小宝の前に、思わぬ“助け舟“が現れた。福建水師提督・施琅(し・ろう)。海戦に長けた名将と誉れの高い彼は、仇と憎む台湾鄭(てい)氏を討つべく、朝廷の実力者の後ろ盾を欲しがっていた。そんな彼が、皇帝の寵愛を受ける小宝を頼ろうと、面会を求めてきたのだ。この一件について報告を受けた皇帝は、施琅が仇討ちを焦って軽率な行いに出ないよう釘を刺しておいて、小宝とともに神龍島攻略に向かうよう命じるのだった・・・。

第41話:

またしても方怡(ほう・い)にだまされて、韋小宝(い・しょうほう)は神龍教一派の手に落ちた。教主・洪安通(こう・あんつう)とその夫人・蘇セン(そ・せん)、そして幹部たちの前に引き出された小宝は、ここを先途と得意のウソとデタラメを並べ立てる。神龍島砲撃の責任をヤセ行者になすりつけ、“四十二章経“が奪い返されるようなことがあれば見張りを怠ったデブ行者と陸高軒(りく・こうけん)のせい、そもそもお前たちは教主への忠誠心が足りないと長広舌をふるうのだった。処刑という最悪の事態は免れた小宝は、双児(そうじ)の助けを借りて、神龍教の船から脱出。一路、北を目指して漕ぎ進む。だが、なんとか逃げ切ったと一息ついた2人の前に・・・。

第42話:

韋小宝(い・しょうほう)が小細工を弄したおかげで、重臣たちは軒並み三藩の廃止に賛成を唱えた。精鋭ぞろいの配下を従えた呉三桂(ご・さんけい)が謀反を起こせば、清国の屋台骨も揺らぎかねない。そうした相手に対し“廃藩“という切り札を使って先手を打てたことに、康熙帝は満足していた。しかし、ひとつの問題に解決の兆しが見えたことで、別の悩みが若き皇帝を苦しめる。彼は、かつて官兵が揚州や嘉定で無辜の民を虐殺したという悲劇への償いが十分でないことが気にかけていた。そこで両地の租税を3年間免除することとし、揚州出身の小宝を使者とすることを決意。加えて、5千の兵を率いて、王屋派を討伐するよう小宝に命じ・・・。

第43話:

久方ぶりに麗春院に戻ってきた韋小宝(い・しょうほう)。母ちゃんを指名した客の顔を拝んでやろうとのぞいてみれば、そこには阿珂(あか)とテイ・コクソウが。しかも自分をどうにかしようと怪しからん相談をしているとあっては、黙っているわけにはいかない。小宝は、母・春花(しゅんか)を利用して眠り薬を混ぜた酒を2人に飲ませ、コクソウを片付けようと悪巧みを始めるのだった。眠りこけた2人を見てご満悦の小宝だったが、好事魔多し。いつの間にか現れたモンゴルの王子・ガルダンと阿琪(あき)、そして西域僧・サンチェに捕まってしまった。このままでは我が身が危ない――小宝は窮地からの大逆転を狙って、突拍子もない提案をするのだが・・・。

第44話:

別れを惜しむ母に、「一緒に北京に行こう」と誘う韋小宝(い・しょうほう)。しかし春香(しゅんか)は、自分の人生そのものである麗春院を離れることはできないとさみしそうに語った。それを見た小宝は、気前よく5万両の銀票を取り出すと、「これで麗春院を買い取れ」と告げるのだった。一方、阿珂(あか)はテイ・コクソウに連れられ、台湾へと渡っていた。体調の優れない自分を、コクソウは何かと気遣ってくれ、何の不満もない阿珂だったが、未だに太妃への挨拶ができていないことが気になり始める。そんななか、阿珂の妊娠が発覚。子どもの父親が小宝だと直感したコクソウは激高し、阿珂を売女、アバズレと罵ると「出ていけ」と言い放ち・・・。

第45話:

皇帝のお気に入りとして、とんとん拍子に出世を重ねてきた韋小宝(い・しょうほう)。しかし、いつの間に潮目が変わったのか、その身辺には暗い影がさし始める。「風向きを見ながら強者に加勢するなら許さぬ」――康熙帝からサンチェとガルダン王子への警告の言葉は、まるで小宝をとがめるもののように不穏な空気をまとっていた。手柄を立てたのに褒美はなしかと、心の中でこぼしながら歩いていると、「韋閣下」と呼び止める者が。それは、皇帝暗殺を期して皇宮に潜入していた帰辛樹(き・しんじゅ)たちだった。皇帝のもとへ連れていけと迫る彼らに抗し切れず、韋小宝は3人を慈寧宮へと案内しようとする。そこへ、皇太后と皇太妃が乗っていると思しき籠がやってきて・・・。

第46話:

何とか都から脱出した韋小宝(い・しょうほう)たちだったが、追っ手の大軍はすぐそこまで迫っていた。一行は陳近南(ちん・きんなん)の指示に従い、散り散りになって身を隠すことに。小宝は、皇宮に戻れと言っても聞かない建寧(けんねい)公主と、沐剣屏(もく・けんぺい)、曾柔(そう・じゅう)と共に近くの小屋へと逃げ込んだ。蓑をつけ、笠をかぶって、農民に化けた小宝たち。程なくして、官兵たちが現れた。それを率いているのは張勇(ちょう・ゆう)である。小宝の顔を知っている張勇が相手では、いくら変装しても意味がない。万事休すか――小宝は覚悟を決めた。しかし、張勇は兵たちを下がらせると、小宝にこっそりと何かを手渡し・・・。

第47話:

乗っていた船が沈没し、あわやのところで張勇(ちょう・ゆう)たちの軍船に救われた阿珂(あか)。彼女は、この軍船が韋小宝(い・しょうほう)らのいる通吃島に向かっていると知って色めき立つ。通吃島にはすでにテイ・コクソウと馮錫範(ふう・しゃくはん)も上陸しているらしく、2人は小宝の命を奪おうと計画していたのだ。一方その頃、通吃島には小宝の悲痛な叫び声が響き渡っていた。陳近南(ちん・きんなん)がテイ・コクソウの手にかかり、命を落としたのだ。駆けつけた阿珂が見たものは、師匠を殺されて激高し、コクソウに掴みかかる小宝の姿だった。命乞いを始めたコクソウは、あるものを担保として小宝に渡すと告げた。その“担保“とは・・・。

第48話:

トルンに敗れ、茅十八(ぼう・じゅうはち)は捕らえられた。しかし、韋小宝(い・しょうほう)への怒りは収まらない。誤解を解こうとする小宝と双児(そうじ)の声も、まるで耳に入らない様子だ。そして、小宝は知る――なぜ茅兄貴が、自分を裏切り者と罵り、命を奪おうとするのかを。彼が言うには、小宝を一等鹿鼎公に任命する聖旨に、こう書いてあったのだという。“天地会の陳近南(ちん・きんなん)、風際中(ふう・さいちゅう)らを殺し、逆賊を一掃したうえ、残党を改心させた“。鹿鼎公を拝命した以上、小宝は師匠を手にかけたと認めることになる。そうなれば、天地会とは縁を切らざるを得ない。すべては、康熙帝が巡らせた冷酷な策略だった・・・。

第49話:

都の大路を歩きながら、韋小宝(い・しょうほう)と沐剣屏(もく・けんぺい)は天地会の面々の安否を気にかけていた。すると偶然立ち寄った茶店に、徐天川(じょ・てんせん)が。再会できた嬉しさと安堵感から、笑顔で声をかける小宝。しかし、天川はそれに答えることなく小宝をにらみつけると、無言のまま立ち去るのだった。事情が飲みこめないまま彼の後を追ううちに、2人は青木堂の隠れ家へ。だが、やはりそこでも小宝を歓迎する者はいなかった。彼らは小宝が、総舵主・陳近南(ちん・きんなん)や風際中(ふう・さいちゅう)、そして茅十八(ぼう・じゅうはち)を殺した張本人だと信じ込んでいたのだ。見かねた剣屏は、風際中こそが間者であったと明かし・・・。

第50話:

韋小宝(い・しょうほう)と双児(そうじ)は、死刑囚として捕らえられた。康熙帝は、天地会の仲間たちの名前を密告すれば命は助けてやると、非常な条件を突き付ける。明くる日、小宝が青木堂の名簿を書き上げたという報告が。康熙帝が獄舎を訪ねてみると、小宝は、下手な絵を帳面いっぱいに描きなぐっていた。「字を書けず、名前も知らないので、絵にしました」――ふて腐れたような小宝の言い草に康熙帝は激怒し、明日の午の刻に、蔡氏共々斬首せよと言い放つのだった。妻と子はお許し下さいと泣訴する小宝を一顧だにせず、牢を後にする康熙帝。その足を止めさせたのは、「小玄子(しょうげんし)」と呼びかける小宝の声だった・・・。

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ピノキオくん

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