美味関係~おいしい関係~(台湾ドラマ)フル動画の無料視聴方法をチェック【1話〜最終回】

藤原百恵（パティ・ホウ）は幼い頃から世界中の絶品料理を味わってきたお嬢様。大学卒業の日、父がパーティを開いてくれたレストランでシェフの織田圭二（ヴィック・チョウ）に出会う。織田は経営側と意見が合わず、その店をやめるところだった。そんなことは知らずに幸せな食事をしていた百恵の前で、突然父が他界する。

仕事探しが思うように進まない百恵。そんな時、温かい雰囲気の小さなレストランを見つけたのだが、そこにはあの織田、そして木村大地（アラン・コー）がいた。おいしい料理をたっぷり味わう百恵の目の前に、最後に運ばれてきた料理は父との思い出の黄金スープだった。百恵は様々な思いを抑えきれなくなり・・・。

百恵は織田のテストに挑み、悪戦苦闘しながら料理する。客に褒められた百恵を織田も認めざるを得ず、百恵は晴れてリトルベアで働けることに。うきうき気分で出勤するが、最初から織田に怒られてしまう。落ち込みながらも大地やオーナー（ジュー・ダーガン）、由美（ジー・ペイホェイ）に助けられ、百恵の修行が始まった。

百恵と大地は近所のレストラン、アムールへ偵察に行く。サラダの重要性を感じた百恵はオーナーにサラダの改良を提案し、サラダ担当を任される。こっそり自腹で高級野菜を買い、サラダは好評となるが、長くは続かず織田とケンカしてしまう。百恵は辞めると言って店を飛び出すが、店の前でアムールのシェフ高橋に出くわす。

リトルベアに戻ってきた百恵に対して織田は相変わらず厳しいが、少しずづ百恵を受け入れているようだった。ある日、百恵は織田の義理の母、千代（ビリー）を訪ね、そこで織田の過去を打ち明けられる。そして、リトルベアにやって来た親子連れの客を巡り、百恵は織田の意外な一面を見てしまう。

常連客がアムールに流れ、リトルベアの客は激減していた。店のために何かしたいと思う百恵は料理の腕を磨こうと料理教室に行くが、その教室の先生は、なんとあの高橋だった。百恵は教室の方針も、生徒たちの態度も気に入らない。そんな時、織田が風邪をこじらせ、百恵が病院へ連れていくことに。

味覚がおかしくなってしまった可奈子（メーガン・ライ）を心配し、織田は彼女の力になろうとする。リトルベアは相変わらず客が減ったまま。しかも経営方針の違いからオーナーと織田が口論し、2人とも店を出ていってしまう。しかしその夜、百恵が翌日の準備のために店へ行くと、そこには織田の姿があった。

織田が可奈子のレストランを手伝いに行くことになり、百恵と大地は不安でいっぱい。店を留守にする前に、織田は2人を特訓する。そんな時、百恵は父の黄金スープに関する事実を知る。織田のいないリトルベアは毎日てんてこまいで、織田の抜けた穴の大きさを思い知る。おまけに客から衛生面についてクレームをつけられ・・・。

百恵は織田のいるレストランへ行き、リトルベアとの違いに圧倒される。しかし同時に、リトルベアは独自の良さを生かした店にすればいいと気づく。オーナーも初心を取り戻して織田を訪ね、自分の店と織田に対する思いを伝える。そんなある日、百恵がいつもどおり開店準備をしていると、目の前には織田が立っていて・・・。

師匠である織田とは実力差がありすぎて釣り合わない、と可奈子に言われた百恵。自分自身や織田との関係を見つめ直す。リトルベアは改装のため休業となり、その間、オーナーの提案でみんなは旅行に行くことに。旅行中、百恵は可奈子の織田への想いや、織田の過去や夢を知り、可奈子と自分との違いも思い知る。

可奈子が帰った翌日、百恵たちは海へ釣りに出た。釣った魚を船上で食べることになったが、織田の姿が見えない。織田は可奈子を心配し、1人離れた場所で電話をかけていたのだ。百恵はそんな織田を見つめ、声をかけることができない。釣りから戻ると、千代が一行を待ちかまえていた。その夜、千代が作ってくれた夕食とは・・・。

美食探しの旅を終えた一行は帰途に着く。出発前は織田との距離が縮まると思っていた百恵だが、今では逆に遠くに感じていた。店はすっかりきれいになり、みんな大喜び。織田は何も変わっていない厨房を見て可奈子の配慮を感じる。その頃、可奈子は病院で母に付き添っていた。そして、眠る母に好きな人ができたと語りかける。

大地の両親の嗜好を言い当てた織田は、大地にもそのような観察眼を身につけさせるためホールを担当させる。代わって厨房に立つことになった百恵は大喜びするが、取り返しのつかない大失敗をして織田の逆鱗に触れ、厨房を追い出されてしまう。そんな百恵とは逆に、可奈子は織田との距離を急速に縮めていた。

突然千代の家に連れていかれた百恵は高橋と一緒に宴会客をもてなす。客は美食家ばかりで、千代は高橋とアムールを宣伝するためにこの宴会を開いたのだ。翌日、リトルベアには織田を見つめる可奈子の姿が。百恵は2人のことが気になって仕方ない。織田に許してもらえない百恵は自分を励ますが、心労が溜まり倒れてしまう。

高橋を愛するからこそ別れを決意した琳子（ドン・ジウユン）は最後のプレゼントを届けに向かい、事故に遭う。百恵は高橋を心配し、織田はそんな百恵を見つめる。百恵は厨房に入ることを許されるが、織田への想いを実感したり織田と可奈子の仲が気になったり、料理に専念できず、このままではコックになれないと感じ始める。

織田と母と3人で楽しい時間を過ごした可奈子は、幸せをかみしめながら織田に寄り添う。その頃、百恵は織田への想いに区切りをつけ、コックとして新たなスタートを切る決心を固めて、リトルベアでコンソメを作っていた。翌日、リトルベアを辞めるとみんなに告げた百恵。オーナーたちが引き留める中、織田は・・・。

予約係を任された百恵は、多峰の期待どおり客の要望に合った細やかなサービスをする。織田は百恵が去ってから元気をなくしていたが、百恵からの電話に小さな笑みをこぼす。一方、頻繁にリトルベアの手伝いに来るようになっていた可奈子は無理に織田の心を開こうと焦るあまり、越えてはいけない一線に踏み込んでしまった。

過度のストレスで倒れた可奈子は織田の家に泊まりこむ。そして、百恵がアムールを休んでリトルベアを手伝いに行ったと知ると、アムールに電話し、百恵のスフレを織田の家に届けるよう頼む。百恵は織田が自分のスフレを認めてくれたと思い込み、張り切ってスフレを作り届けるが、家で待っていたのは可奈子だった。

大地が独立したがっていると可奈子から聞いた織田は、それを信じ、自分の存在が大地の障害になると考える。可奈子は経営が悪化したクレッシェントのために織田を引き抜こうと、リトルベアを訪ねる。織田自身が辞めたがっているものと思い込んだオーナーは織田の本心を探ろうとし、織田はそんなオーナーに辞めると言い出す。

食中毒騒ぎを起こしたリトルベアは1週間の営業停止を命じられる。自分を責める大地は店を辞めようとするが、織田に叱咤されて改めて原因を探る。そして、織田はあることに気づく。翌日、百恵はクレッシェントで久しぶりに織田の料理を食べて幸せを感じるが、可奈子は織田が百恵を認め始めていることに気づき、嫉妬を増す。

父とケンカをして落ち込む大地に百恵は明るく話しかける。だが、織田のことばかり話す百恵に、大地はイラ立って告白してしまう。百恵は驚くが、友達として大地を支えたいという思いは強く、千代に協力を求める。大地は千代の家で料理の勉強をし、自分がいかに無知だったかを知る。そして、千代の大事な客をもてなすことに。

クレッシェントを立て直そうとする可奈子は、宣伝のために織田を料理番組に出演させる。しかし、織田は自分を理解してくれない可奈子と衝突し、クレッシェントを去ることに。織田がフリーだと知った百恵は自分にもチャンスがあると思う反面、告白する勇気が出ない。そんな百恵に友人が告白の仕方を伝授する。

百恵は勇気を出して織田を誘い、初めてのデートで2人の仲はだんだんと深まっていく。後日、百恵はまた織田を誘おうとするが、成り行きで木村と食事の約束をしてしまう。だが当日、大地は時間に遅れてしまい、レストランで待つ百恵の前には、飲食業への参入を狙う商社の社長、蓮見（貴島功一朗）が現れる。

百恵は織田の特訓を受けられることになり大喜び。一緒に特訓を受けた大地は百恵を諦めきれず、織田の鈍感さにもイラ立つ。そこに蓮見が百恵を訪ねてやって来た。蓮見は百恵に援助を持ちかける一方、可奈子にフランチャイズのプランを任せていた。その買収先リストの最初に可奈子が挙げたのは、なんとリトルベアだった。

可奈子の心が再び不安定になり、織田は可奈子との関係をどうすべきか考え始める。コンクールを前にした百恵は織田を誘って新しいレストランに行き、そこで思いがけない物を贈られる。ちょうどその店へ食事に来ていた可奈子は百恵と織田が一緒にいるのを見てショックを受け、蓮見に心情を吐露し、共に夜を過ごす。

蓮見は百恵にフランチャイズへの協力を求めるが、断られた上、口論になる。一方、オーナーの心は加盟の話に揺れていた。後日、ある雑誌に百恵と蓮見が口論する写真と、2人が恋人だという記事が載る。そうとは知らない百恵はコンクールの結果を報告しに織田を訪ねるが、雑誌を見た織田からきつい言葉を投げられる。

蓮見とつきあい始めた可奈子は記事を見て感情的になり、百恵に不満をぶつける。周囲の誤解に耐えられなくなった百恵は黙って姿を消す。リトルベアではオーナーがフランチャイズ加盟を決め、みんなはショックを受ける。織田も反対し、オーナーが経営に徹して大地にあとを任せれば大丈夫と保証するが・・・。

織田は百恵の失踪の原因が自分にあると大地から責められる。一方、1人になった百恵は自分の未熟さをかみしめていた。織田は百恵の帰りを待ち、絶えず百恵のことを考えるようになっていた。ある日、織田はバイク走行中にある男の子とぶつかってしまう。その子を追いかけて着いた先で、織田は思いがけない声を耳にする。

リトルベアに戻った百恵はオーナー達に温かく迎えられる。さっそく、蓮見が近所にオープンしたブランシェへ偵察に。その頃、可奈子は妊娠と母の介護との二重の負担に苦しんでいた。リトルベアはブランシェに客をとられ、オーナーはついに閉店を決意する。そして最後の日、千代がリトルベアを一目見ようと訪れるが・・・。

コンクール決勝の日、大地は百恵の声が聞きたくなって電話するが、留守電にしかつながらない。数日後、大地のもとに優勝の通知が届く。百恵と喜びを分かち合いたい大地だったが、優勝を知った百恵が最初に思いついたのは、それを織田に知らせることだった。はしゃいで織田に電話する百恵を大地は見つめることしかできない。

リトルベアを人手に渡したくないオーナーは店を壊すことに決め、由美が取り乱して織田に電話をかけてくる。みんなが駆けつける中、思い出の詰まったリトルベアがゆっくりと崩れていく。そして大地はフランスへ渡り、百恵もはっきりと自分の夢を描くようになり、織田はオーナーにまた一緒にレストランをやろうと持ちかける。

百恵は1人で店を出そうと決め、心配した織田から一緒にやろうと言われてもキッパリ断る。蓮見は可奈子のお腹の子の父親として決心を固め、その気持ちを可奈子に伝える。織田の協力を断った百恵は、夢と織田への想いとの間で悩んでいた。そんな百恵に、ついに織田が本心を告げる。そして2人が選んだ夢のかたちとは・・・。