ファンタスティック・カップル(韓国ドラマ)無料動画配信チェック【1話〜最終回】

在米韓国人で莫大な不動産建設財閥の娘・アンナは、ニューヨークの天気にイラつき韓国行きの飛行機に乗る。天上天下唯我独尊な彼女から逃げ出したい夫ビリーは、リゾート買収を言い訳に韓国の南海にとどまって3ヶ月目だ。人里離れた道路を走っていたアンナは道に迷い、車が溝にはまってしまう。

作業していたチョルスは、アンナが自分の車で何やらごそごそしているのを見ると、服のポケットに差し込まれたお金の袋がしきりに気になって疑いの目で注意深く見ている。怪しさを感じたチョルスは作業していたシャベルを持ったまま近づき、アンナは武器になりそうなものを探すとラバーカップをチョルスの服にぐるぐると巻きつけて防御姿勢をとる。チョルスが目の前に近づきドアを開けようとした瞬間、アンナが足でドアを蹴ると、チョルスはそのまま倒れてしまう。

アンナが死んだと思っているビリーは、ヨットの上でアンナの葬儀を行う。ポケットから結婚指輪を取り出して眺めていると指輪が滑り落ち、それを拾おうとしたビリーは船が傾くと手すりを掴んでぶら下がる。アンナが水に落ちた時と同じ状況になるとビリーは、もしかしたらアンナは自殺したのではなくこうして死んだのではと考える。
車で田舎道を走っていたビリーは、偶然アンナを見かける。アンナは死んだとばかり思っているビリーは、アンナをアンナの霊魂だと思い、驚いて声も出ないまま気絶してしまう。
アンナが死んでも恨みを持つほどに自分が罪を犯したのだと考えるビリー。しかしコン室長はチョルスの服と名刺、スピード違反の切符を並べ、アンナとチョルスは恐らく不適切な関係だったはずだと、罪を犯したのはビリーでなくアンナだと断言する。ビリーはいくら死んでも浮気は許せないと、チョルスに会ってみるという。

アンナを知らないふりをして置いてきたビリーは、不安でアンナを訪ねて行く。スーパーで偶然アンナに会ったビリーは、アンナが記憶喪失になったことを改めて確認して安堵する。アンナの後を追ったビリーは、洗濯をしていたチョルスが転ぶ姿に大笑いするアンナを見て、自分といる時は一度も笑わなかったアンナを思い浮かべて衝撃を受ける。ビリーはアンナを捨ててアメリカに行くと言い、コン室長に急いで出発できるよう準備しろと言う。

チョルスをプロのヒモ男だと考えたビリーは、大金を用意してコン室長に渡し、チョルスと交渉するよう言う。事務所に行ったコン室長は、チョルスがアンナから受け取るお金150万ウォンをカレンダーに書いてあるのを見て150億を要求するのだと察してカバンを下ろす。カバンを開けようと緊張した瞬間アンナから電話が来て、トックとアンナの会話を聞いたコン室長は何かおかしな気配を感知する。コン室長は間違えて来たようだと言いながら急いでカバンをまとめて出て行く。

アンナが亡くなるなりプリンセスを捨てたところを見ると、ビリーがアンナを殺したのかもしれないと男性社員たちがこそこそ話すのを盗み聴いたビリーは、急いでプリンセスを探しに愛犬センターに向かう。ちょうど通りかかったアンナは愛犬センターの中にいるプリンセスに目が行き、まるで何かに惹かれたようにプリンセスに近付く。アンナに気づかないビリーはプリンセスを取り戻して出てくるが、ビリーから逃げ出したプリンセスは素早くアンナの胸に抱かれる。アンナはビリーにこの間家に来た方ではないかと尋ね、本当に可愛い猫だと言ってプリンセスを撫でる。ビリーは慌てて頷くのがやっとだ。

ビリーとアンナの結婚記念日に、ビリーはアメリカで小包を受け取る。アンナが送ってきた結婚記念日の贈り物には、南太平洋の島の写真と一緒にCDが1枚入っている。ビデオレターでアンナはビリーに結婚5周年記念の贈り物としてビリーのために南太平洋の島を買ったと言う。感激したビリーは、アンナを捨てたという自責感でわあわあと泣く。しかしその少し後、アンナは妻の財産を狙って夫が妻を殺す悲劇は起きてはならないとの遺書を書いたと話し、ビリーを驚愕させる。

リゾートを歩いていたコン室長は、アルバイトのおばさんグループの中に初恋のケジュを見つける。コン室長は一度遊びに来るようにとスパ利用券を無料でやる。ケジュは近所のおばさんたち、カンジャとアンナを連れてリゾートに向かう。アンナが来たのを見たコン室長は仰天し、従業員が見られないようケジュ一行が入るのを防ごうと努める。連絡を受けたビリーも大急ぎで駆け付けたが、アンナたちはすでにリゾートのロビーに入っていた。

チョルスはいなくなると連絡が取れないアンナが不安で心配になり、携帯電話を買う。トックはヒョジョンからユギョンの誕生日パーティーを開こうと電話が来ると、チョルスがユギョンの誕生日プレゼントに携帯電話を買ったのだと勘違いする。ユギョンもまたヒョジョンからその話を聞いて気分が良くなり、チョルスを訪ねて行く。しかしチョルスはユギョンに何事だと尋ね、誕生日の話は持ち出しもしない。チョルスは早く家に帰ろうと、送ってやると言うが、プライドが傷付いたユギョンは慌てて背を向ける。

チョルスはアンナのヨットで働いていた人の住所を調べ出し、ソウル鷺梁津に向かう。アンナの写真を見るとその男は、自分が働いていた船と似ているが違う船だと言う。しかしそんなに大きなヨットは国内にいくつもないから、自分が一度調べてみると言う。チョルスは行方不明者センターにも立ち寄り、アンナを探している人がいれば連絡をくれるよう頼む。
一方ビリーは、ヨットを探している人がいたという電話を受け、コン室長にすぐソウルに行くよう言う。コン室長はチョルスが会った人にお金を渡して口止めする。

自分がナ・サンシルではなく、とんでもない金持ちだったという事実を知ったアンナは、裏切られた気持ちでチョルスに出て行けと言う。警察署を訪れたアンナは、自分を探している人が誰もいなかったと知って絶望感を感じる。アンナと連絡が取れずあちこち探し回っていたチョルスは、涙を流しながらバス停に座っているアンナを見つける。アンナが自分は家族に捨てられたのだと自虐すると、チョルスは見つけられない状況だっただけだと慰める。チョルスは帰る場所ができるまで自分が捕まえておくと言いながら手を差し出す。さらにチョルスは、アンナに騙したことを許してほしいと話す。アンナは頼る人が必要だからとりあえず許すと言いながら、見つけてくれたことを感謝する。

アンナは路地で急カーブして、アンナの好きなラズベリームースを持って待っていたビリーを避けて壁に軽くぶつかり、ビリーは横に避けて転がる。ビリーはアンナのミスで自分が怪我したが、アンナの気を引くために自分の過ちで事故が起こったのだと、チョルスの車を代わりに修理してやると話す。怪我した腕を掴んでいるビリーにアンナは痛むところにはパスが良いと言ってパスを貼ってやり、ビリーは感謝しながら食事をもてなすという。

アンナはカンジャの誕生日に招待され、近所の人たちと親しくなる。みんな笑って騒ぐ雰囲気がぎこちないが、アンナも気分が良くなる。カンジャの父が二人の結婚はいつかと尋ねた瞬間、カンジャがサンシルは結婚したと、だめだときっぱりと言う。チョルスと結婚したらおじさんが泣くと言って、カンジャは悲しい表情でアンナを見つめる。気まずくなったアンナはチョルスをちらっと見るが、チョルスはそんなアンナを見て淡白に笑う。なぜか分からない不安感にアンナの表情が暗くなる。

ビリーとコン室長の話を聞いたユギョン。リゾート社長の妻がアンナだと知ったユギョンは、チョルスの元に駆けつけてそのニュースを伝えようとするが、チョルスの家でアンナと出くわし、何も知らないが堂々としたアンナ。記憶が戻ってもチョルスと一緒にいるという話にユギョンは気分が悪く事実を伝えない。
アンナは遠く出張に行ったチョルスを恋しがりながら夢の中で昔の自分に出会う。しかしチョルスの電話で目が覚め、チョルスに愛していると告白する・・・

ビリーはチョルスに、アンナが元の場所に戻れるよう、すべてを覆い隠してくれと懇願する。
アンナが意識を取り戻すと、ビリーは全部チョルスのせいで誤解が生じたのだと話し、ちょっと夢を見たと思えと言う。さらにビリーはアンナの服やチョルスが買ってくれた携帯電話をゴミ箱に捨てる。アンナもまた、自分はサンシルではなくアンナだと自ら言い聞かせようとする。
一方、チョルスはアンナを忘れようと努力するが、ジャージャー麺のおかもちを見ただけでも顔が固まってアンナを思い出す。

アンナはリゾートの従業員と遊びながらマッコリを飲んで花札もして、アンナではなくサンシルだった時の行動をする。そんなアンナの行動にみんな困惑しながらも、以前と異なり人間らしいアンナに温かく近づいていく。
しかしアンナ自身の心は寒い。そんなアンナを見るビリーの心は重いだけだが・・・